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自己紹介シリーズもvol.4になりました。
少し長い話になりそうですが
思い出しながら書いていきます。
大手整骨院に入る前に整形外科勤務を経験
柔道整復師として国家資格を取り
大手の整骨院グループに入社できたわけですが
実は
その1年前にある程度、学費が貯まったこともあり、学生最後の1年間は整形外科でアルバイトをしていたことがあります。
私が勤めた整形外科では1日200人以上の患者様が理学療法室に訪れていました。
午前中から夕方まで働かせていただき、夕方から夜間の学校に通うという毎日でした。
毎朝、出勤時には既に多くの患者様が待合室におり、診療開始と同時に治療をはじめていきます。
患者様と治療家という関係の中で本当に大事なことはまず患者様の名前を覚えることで、午前中だけで100名以上の方がお越しになられるので名前を覚えることで初めは精一杯でした。
最初はリラクゼーション経験があるといえども、なかなか患者様の身体に触らせてもらえないこともあり、空いている時間があれば先輩の先生に練習を付き合っていただきました。
整形外科で一緒に働く治療スタッフさんや受付の方々もとても親切で、大変楽しく働かせていただきました。
あの時、短い間でしたけど、整形外科で働いていたという経験は
今でも私にとってありがたい経験をさせてもらったと思っています。
大手整骨院グループの話に戻します。
そもそも
入社しようと思って、応募の連絡を入れたのが金町の整骨院で、電話を入れたら「本八幡に本社があるのでそちらにきてください」といわれ
何がなんだかわからないまま、本八幡の本社に出向いたことを覚えています。
「えっ、ここってグループ整骨院だったの?」
と、知ったのは本八幡についてからでした。
社長との面接
金町の整骨院に電話したのに、本八幡に行き、応募した整骨院が30店舗以上もある整骨院グループであることを知ったのは社長面接の時でした。
本八幡の本社で
社長に面接をしていただき、印象に残ったエピソードがあります。
社長に話してもらった内容で一番印象的だったのは
パレートの法則といういわゆる2:8の法則の話をしてもらったことです。
パレートの法則でいうと
全国のトップ2割の整骨院が全体の8割の売上を作り
それ以外の8割の整骨院が全体の2割の売上で成り立っているといった話でした。
その時は
正直、ピンとは来てなかったのですが、トップ2割の整骨院に入るのとそれ以外の整骨院に入るのでは
売上が高いのは当たり前ですが、成長や変化のスピードが違うということが今になってわかりました。
その後
社長に施術チェックをしてもらうことになりました。
社長は腰の深いところに硬結があり、お尻もちょっと硬い。
きっと、ゴルフのやりすぎかなと。
とにかくそこがポイントだと思ってグリグリやりました。
結果、久しぶりの施術だったので指が猛烈に疲れました笑
ポイントがうまくハマったのか無事採用をしていただけることになったので
面接後に本八幡の駅前にある整骨院で研修を受け、柏の整骨院に配属されることになりました。
大手整骨院での勤務時
柏に配属されたときは上司や同僚に恵まれたこともあり、人間関係の楽しい職場でした。
オープンしたばかりの院で患者様の数もそこまで多くなかったので、毎日ティッシュやチラシを配り、一人でも多くの患者様に来てもらおうと必死でした。
施術に関して自信があったわけではないので、コミュニケーションだけでも患者様とつながろうとたくさん話をしようとしていたことを覚えています。
社長も一度、柏の店舗に顔を出しに来て、とにかく接遇、コミュニケーションが大事だからと
温罨法中の患者様に話しかけてくるように指導されました。
その時はコミュニケーションの重要性とか好感度の方程式などを全く知らなかったのですが
とにかく言われたことは愚直にやりました。
治療ができないことや知識が足りないこと、わからないことが多くて患者様の役に立てないことが苦痛でしたので、休みの日はよく医療系の参考書が置いてある紀伊国屋書店に立ち寄って勉強をしていました。
当時、1ヶ月1冊くらいのペースで教材や参考書を買っていたと思います。
院長として南柏へ
入社して1ヶ月ほどして、異動の連絡がありました。
来月から南柏へ院長として勤務するように本社から伝達がありました。
「えっ?私がいきなり院長?」
どんな基準で選ばれたのかわかりませんし、今でもよくわかっていませんが
南柏で管理柔道整復師として勤務することになりました。
南柏院では色んなエピソードがあったのですが
それはどこかの機会で話させてください。ここで書き始めるとかなり長くなってしまいそうなので。
私が入社した会社は変化のスピードが早く、慣れ始めたと思ったら次の展開へと進んでいくため
自分の成長と会社から求められている評価にギャップがあり、必死にくらいついていくのがやっとでした。
ただ、整骨院勤務時代に私がやっていたことは
将来の開業とか、グループ整骨院で院長になりたい、給与をもっとアップさせたいとか目標が必ずしもあったわけでなく
目の前の患者様にどう喜んでいただくか、どうしたらもっと施術で満足していただけるか、それしか考えていませんでした。
現在、整骨院を何店舗も経営している姿は当時の自分では全く想像できていません。
でも、患者様のための努力や学びをコツコツやり続けることで
いつの間にかできることが増えて、可能性が広がっていったことで今の自分につながっているような気がします。
また、続きを書いていきます。