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- コラム
街で見かける整骨院・接骨院は、柔道整復師という医療系国家資格が働いています。
整骨院・接骨院に通っていたり、知り合いが柔道整復師だったり、ネットで調べて知ったりして柔道整復師を目指す方が多いです。
今回は、そんな柔道整復師の将来性があるのか、活躍場所と仕事内容を紹介します。
ただ、資格を取得してからが本当の勝負だと感じています。
柔道整復師が必要とされる現状
近年、柔道整復師は増加していて、毎年4000人ほど国家試験に合格しています。
柔道整復師が開業している施術所(整骨院・接骨院)も増えていて、平成20年(2008年)では34839院だったのに対し、平成30年(2018年)には50077院になりました。
柔道整復師・施術所ともに増えていますが、現状は人手不足です。
理由として、柔道整復師の活躍できる場所が増え、各分野で需要が高まっていますので、全体的に不足しています。
需要が高まっている主な要因として超高齢者社会になったり、ジムなどに通う人が増加したり、柔道整復師が介護分野で必要となったりしているためです。
特に高齢者の方は、体のケアをしていかないと、筋力や代謝が落ちてしまい、転倒や老化の原因になります。
そのサポートをできるのが柔道整復師です。
また、スポーツの分野でも活躍することができます。
スポーツ選手に対し、ケガや痛みが起きた時に固定やテーピングをしたり、試合前や試合後にケアをしてあげたりして、サポートが可能です。
柔道整復師に将来性があるのは「活躍する場所が多い」から
率直に言って柔道整復師に将来性がある理由は、活躍場所が多いからです。
色んな分野で活躍することができますので、まず就職先には困りません。
ここでは、柔道整復師の活躍場所を紹介します。
整骨院や接骨院
整骨院・接骨院は柔道整復師が開業している施設で、日常生活やスポーツ中、交通事故、仕事中などで起こったケガや痛みを施術します。
古来より伝承されてきた柔道整復術という技術を用いて、体が本来持っている自然治癒力を高め、ケガや痛みを改善していきます。
薬(注射)や手術などの外科的処置は行いません。
その代わりに、徒手整復という方法で骨折した骨を真っ直ぐにしたり、脱臼してしまった関節をはめたりすることができます。
また、ケガをした患部を固定したり、固定をとった後は後療(リハビリ)をして早期復帰できるようにしたりします。
ここでは、柔道整復師が医師の指示なく問診から視診→触診→施術まで行いますので、患者様としっかり向き合います。
柔道整復師の仕事を一から学びたい人、将来独立して開業したい人、手技治療をたくさん学びたい人が働いています。
整形外科
整形外科は筋肉や骨、神経、靭帯などの病気を取り扱う医療機関です。
柔道整復師は、理学療法室などでリハビリをメインに仕事をしていきます。
場所によっては、整形外科医の助手として外傷治療の補助や固定具(ギプス)の作成なども携わります。
整形外科には柔道整復師だけでなく、医師・看護師・理学療法士・作業療法士などの他の国家資格も働いています。
各専門からの意見やアドバイスを聞くことができますので、自分自身の施術やリハビリのスキルアップに繋がります。
また、整形外科には整骨院・接骨院に無い設備や治療があります。
設備はレントゲンとMRIで、画像診断によりさまざまな症例を見ることができます。
治療は薬(注射)と手術で、整形外科ではどんな治療が行われているか間近で見ることができます。
スポーツトレーナー
柔道整復師はスポーツトレーナーとしても、大いに活躍しています。
仕事内容は、下記のように色んな仕事をしています。
- アスリートがケガや故障をしてしまった時の応急処置
- 試合で最大限の能力を発揮できるようにコンディショニングの管理
- 日々のトレーニングの作成や指導、管理
- ケガした後、競技復帰のためのリハビリ
など
幅広い場面での活躍が期待されますので、それに見合うスキルが必要です。
スポーツトレーナーになるために知識とスキルを身に付けなければなりません。
介護現場
柔道整復師や理学療法士、作業療法士などの医療系国家資格は、介護分野で「機能訓練指導員」という役割を担っています。
そのため、介護施設でも活躍できる場所があります。福祉施設や介護施設において機能訓練指導員は、高齢者の方ができる限り自立して生活が送られるように機能訓練(リハビリ・レクリエーションなど)を行い、支援していきます。
前述の通り、超高齢化社会により高齢者の方のが増えていますので、介護施設も増えて機能訓練指導員の需要もますます高まっています。
独立開業
柔道整復師の大きな魅力の一つとして、独立開業があります。
独立開業とは、自分で整骨院・接骨院を開業して経営していくことです。
この独立開業権を持っている医療系国家資格は限られていて、医師、歯科医師、薬剤師、鍼灸師などがあります。
経験を積み、自分の人間力や施術技術を身に付けたら、独立開業するのも一つです。
しかし、独立開業するには柔道整復師の資格の他に、「施術管理者研修終了証」が必要です。
一昔前は、柔道整復師の資格さえあればいつでも開業できましたが、平成30年(2018年)4月に要件が見直されました。
現在、開業するには実務経験が必要な上、公益社団法人の柔道整復研修試験財団が実施している研修を受けて「施術管理者研修終了証」の交付を受けなければなりませんので、注意が必要です。
メイプラスで働くと得られる「やりがい」
柔道整復師は整骨院や整形外科、スポーツトレーナーなど、さまざまな分野で活躍できることを紹介してきました。
どの分野に進んでもやりがいは得られると思います。
メイプラスでは
今まで整形外科勤務経験者、トレーナー経験者、介護福祉施設で勤務していたスタッフなど、さまざまな職歴を持った柔道整復師が勤務しています。
では
なぜ整形外科やトレーナーなどで働いていたスタッフがメイプラスで働いているのでしょうか?
先輩スタッフたちから話を聞いてみました。
石井先生「元・トレーナー勤務」
シーズン途中だと1ヶ月しか見れないなどもあり、頻度は高いけど目的地までたどり着けないということがありました。
整骨院であれば患者さんと二人三脚進むことができると思ったので転職をすることにしました。
整骨院で働いてみて、トレーナー活動との違いややりがいはありましたか?
一方、整骨院ではその人の日常生活、つまり人生そのもののパフォーマンスアップのために話していくので、話のスケールが広がった分、いろんなことを知ることができて、やりがいを感じます。
そこが難しく感じる部分であり、最も成長を感じる部分ですね!
仕事観についても同様に自分自身と向き合う事が求められるので、入社してから考え方を改める気付きが多く、まだ入社して短いですが、とても成長できていると思っています!
元トレーナーの石井先生でした。
田村先生「元・介護職勤務」
介護職は利用者様に寄り添ったケアを行い、日常生活を送る手助けをしています。
利用者様に寄り添ったケアをしていくうちに、介護職だと寄り添うだけで利用者の身体を良くしてあげられず、はがゆい気持ちでいたんです。
しかし、メイプラスに入ってからは寄り添うだけではなく、患者様の目標を一緒に叶える事ができると思ったので働く事を決めました。
田中先生「元・整形外科勤務」
メイプラスでは技術面だけではなく、人柄や人間性をしっかり学んでから現場に出れるのがとても良かったです。
また、患者様の為により良い技術を提供する為にスタッフ同士でも練習して技術力に磨きをかけたり、個人の悩みを皆で話し合い解決する事で成長を感じています。
疲れやすい、痛みはないが重だるいなど、色々な症状に寄り添った治療をしていく事が難しく、痛みだけしか見えてなかったと思います。
一方、整骨院では身体の悩みに対して、それぞれ抱えている問題に広く関わる事ができるので治療にやりがいがあります。
患者様の日常生活や目標に対して一緒に治療を進めていく事で、大げさかもしれませんが一人一人の人生を変えるサポートが出来ます。
また、その生活背景も考えた上の治療計画を立てる事で色々な経験ができることが楽しさにつながっています。
柔道整復師として治療技術を高める事はもちろんです。
仕事をする上でのやりがい、患者様やスタッフと本気で対話をする事の楽しさ、当たり前になりがちな感謝など、人間性の面で成長する機会を頂けました!
引き続き、たくさんの患者様を任せていきますのでよろしくお願いいたします。
まとめ
柔道整復師の資格取得後は自分次第でいろんな分野に進むことができます。
整骨院以外ではトレーナーや介護現場の機能訓練指導員、整形外科勤務などがあり、今後もさらに活躍できる現場は広がっていくかもしれません。
メイプラスでは
元・トレーナー、元・介護職勤務、元・整形外科スタッフとさまざまな経験を持つ柔道整復師が勤務しています。
柔道整復師としてどの分野に進んでも、違った形でのやりがいや成長を実感することはできます。
必ずしも整骨院が合うとも限りませんし、自分が最終的にどこへ進んでいきたいかによってどこで働くかを決めてもよいでしょう。
メイプラスではメイプラス独自のやりがいや仕事の楽しさがあると思います。
もし、興味がある方がいらっしゃいましたら
メイプラスの採用サイトをご覧になってくださいね。