2025.11.05

整体師の年収は男性でどれくらい?平均給料から収入アップの方法まで徹底解説

整体師として働くことを検討している男性にとって、最も気になることの一つが年収や給料面ではないでしょうか。整体師は人の健康をサポートするやりがいのある職業ですが、実際の収入事情について正確な情報を知ることは、キャリア選択において非常に重要です。

本記事では、男性整体師の平均年収や、雇用形態による収入の違い、さらには年収を上げるための具体的な方法まで、整体師の収入に関する情報を詳しく解説します。これから整体師を目指す方はもちろん、現在整体師として働いている方にとっても、キャリアアップの参考になる内容をお届けします。

整体師の平均年収はどれくらい?男性の場合

整体師全体の平均年収は、約390万円から400万円程度とされています。これは日本の平均年収と比較すると、やや低めの水準といえるでしょう。ただし、整体師の年収は働き方や経験年数、地域などによって大きく変動するため、一概には言えません。

男性整体師の場合、女性整体師と比べると若干高めの傾向があります。これは男性整体師が力を必要とする施術を担当することが多かったり、管理職やマネージャーとして昇進する割合が高かったりすることが理由として挙げられます。実際の現場では、男性整体師は店長やエリアマネージャーといった役職に就くケースが多く、役職手当が付くことで年収が上がる傾向にあります。

初任給については、専門学校や養成学校を卒業したばかりの新人整体師の場合、月給18万円から22万円程度が相場となっています。年収に換算すると、ボーナスを含めて250万円から300万円程度からスタートすることが一般的です。

年齢とともに経験を積むことで、30代では年収350万円から450万円、40代になると年収400万円から500万円程度まで上昇する傾向があります。ただし、このような年収アップを実現するためには、技術の向上や顧客からの信頼獲得が不可欠となります。

男性整体師の年収に影響を与える主な要因

整体師の年収は、さまざまな要因によって大きく変動します。ここでは、男性整体師の収入に影響を与える主な要因について見ていきましょう。

まず、最も大きな要因となるのが「技術力」です。整体師の仕事は技術職であるため、高い施術スキルを持つ整体師ほど顧客から指名を受けやすく、結果として収入も高くなります。特に男性整体師の場合、力を必要とする深層筋へのアプローチや、骨格調整といった技術を得意とすることで、差別化を図ることができます。

次に「経験年数」も重要な要因です。整体師として長く働くことで、さまざまな症状への対応力が身につき、顧客からの信頼も厚くなります。10年以上のベテラン整体師になると、新人時代と比べて年収が1.5倍から2倍程度になることも珍しくありません。

「勤務先の規模や形態」によっても収入は変わってきます。大手チェーンの整骨院や整体院では、給与体系が明確で福利厚生も充実していることが多い一方、個人経営の小規模な整体院では、オーナーとの距離が近く、実力次第で早期に収入アップが見込める場合もあります。

また、「保有資格」の有無も収入に影響します。整体師自体は民間資格ですが、柔道整復師やあん摩マッサージ指圧師といった国家資格を併せ持つことで、施術の幅が広がり、収入アップにつながります。国家資格保有者の場合、平均年収が50万円から100万円程度高くなる傾向があります。

「営業力やコミュニケーション能力」も見逃せない要因です。特に歩合制を採用している整体院では、リピーターを増やせる整体師ほど高収入を得ています。男性整体師の場合、女性顧客から「安心感がある」「力強い施術が受けられる」といった理由で選ばれることもあり、こうした強みを活かすことが重要です。

雇用形態別に見る男性整体師の年収

整体師の年収は、雇用形態によって大きく異なります。ここでは、主な雇用形態ごとの年収について詳しく見ていきましょう。

正社員として働く場合

正社員として整骨院や整体院で働く男性整体師の年収は、約350万円から450万円が一般的です。大手チェーンの場合、月給25万円から35万円程度に加えて、年2回のボーナスが支給されることが多く、安定した収入を得られる点が魅力です。

正社員のメリットは、社会保険完備や有給休暇、退職金制度など、福利厚生が充実していることです。また、研修制度が整っている企業も多く、技術向上の機会が豊富に用意されています。管理職に昇進すれば、年収500万円から600万円以上も十分に狙える範囲となります。

アルバイト・パートとして働く場合

アルバイトやパートとして働く場合、時給1,000円から1,500円程度が相場です。経験豊富な整体師であれば、時給2,000円以上を提示される場合もあります。フルタイムで働いた場合の年収は、200万円から300万円程度となります。

この働き方は、子育てや介護と両立したい方や、独立開業の準備期間として働きたい方に適しています。ただし、正社員と比べると福利厚生が限定的であることや、収入が不安定になりやすい点には注意が必要です。

業務委託として働く場合

業務委託契約で働く場合、完全歩合制が採用されることが一般的です。売上の40%から60%程度が報酬として支払われるケースが多く、実力次第では正社員以上の収入を得ることも可能です。

技術力と営業力に自信がある男性整体師の場合、年収500万円から800万円を達成することも珍しくありません。ただし、社会保険料や税金の負担が大きくなることや、収入が安定しないリスクがある点は考慮しておく必要があります。

独立開業した場合

独立開業した整体師の年収は、最も幅が広くなります。成功している整体院経営者の中には、年収1,000万円を超える方も少なくありません。一方で、開業初年度は売上が安定せず、年収300万円以下というケースもあります。

男性整体師が独立開業する場合、初期投資を抑えることが成功のカギとなります。自宅の一室や、マンションの一室を借りて小規模に始めることで、リスクを最小限に抑えながらスタートできます。軌道に乗れば、複数店舗を展開したり、スタッフを雇用したりすることで、さらなる収入アップが期待できます。

地域による男性整体師の年収の違い

整体師の年収は、勤務地域によっても大きく異なります。一般的に、都市部ほど年収が高く、地方では低めになる傾向があります。

東京都や大阪府、神奈川県といった大都市圏では、整体師の平均年収が400万円から450万円程度と全国平均を上回っています。これは、都市部では整体院の数が多く競争が激しい一方で、顧客数も多いため需要が高いことが理由として挙げられます。また、物価や家賃が高いことも、給与水準が高めに設定される要因となっています。

一方、地方都市や郊外では、平均年収が300万円から350万円程度となることが多いようです。ただし、地方の場合は生活費が安いため、実質的な生活水準は都市部と大きく変わらない場合もあります。

特に男性整体師の場合、地方でも需要が高い傾向があります。地方では女性整体師の数が少ないため、男性整体師が重宝されるケースが多く、安定した顧客を獲得しやすいという利点があります。

また、温泉地や観光地では、観光客向けの施術需要が高く、繁忙期には高収入を得られる可能性があります。リゾート地の整体院では、季節労働として高時給で募集されることもあるため、こうした地域での就業も選択肢の一つとなるでしょう。

男性整体師が年収を上げるための5つの方法

整体師として年収を上げるためには、戦略的なアプローチが必要です。ここでは、男性整体師が収入を増やすための具体的な方法を5つご紹介します。

専門性を高めて差別化を図る

整体師としての専門性を高めることは、年収アップの最も確実な方法の一つです。特定の分野に特化することで、他の整体師との差別化が図れ、高単価での施術が可能になります。

例えば、スポーツ整体やマタニティ整体、美容整体など、特定分野の専門知識と技術を深めることで、その分野を求める顧客を引きつけることができます。男性整体師の場合、力を活かしたスポーツ選手向けの施術や、姿勢改善に特化した施術などが得意分野として確立しやすいでしょう。

また、整体以外の関連資格を取得することも効果的です。柔道整復師やあん摩マッサージ指圧師といった国家資格を取得すれば、保険診療が可能になり、収入の安定化と増加が期待できます。

指名率を上げてリピーターを増やす

整体業界では、顧客からの指名を獲得することが収入アップに直結します。特に歩合制を採用している整体院では、指名料が別途支給されることも多く、指名率の高い整体師ほど高収入を得ています。

指名率を上げるためには、高い技術力はもちろん、丁寧なカウンセリングや親身な対応が重要です。男性整体師の場合、女性顧客から「話しやすい」「相談しやすい」と感じてもらえるようなコミュニケーション力を磨くことで、リピーターを増やすことができます。

また、施術後のアフターフォローも大切です。次回の来院時期の目安を伝えたり、自宅でできるセルフケアの方法を教えたりすることで、顧客との信頼関係を築くことができます。

管理職を目指してキャリアアップする

大手チェーンの整骨院や整体院で働く場合、店長やエリアマネージャーといった管理職を目指すことで、大幅な年収アップが見込めます。管理職になれば、基本給に加えて役職手当が支給されるため、一般の整体師と比べて年収が100万円以上高くなることも珍しくありません。

管理職に求められるのは、高い技術力だけでなく、スタッフのマネジメント能力や経営的視点です。売上管理やシフト調整、スタッフ育成といった業務をこなせる能力を身につけることで、管理職への道が開けます。男性整体師は、女性整体師と比べて管理職に登用される割合が高い傾向にあるため、キャリアアップのチャンスは十分にあるといえるでしょう。

副業で収入源を増やす

本業の整体師としての仕事に加えて、副業を行うことで収入を増やす方法もあります。整体師のスキルを活かした副業としては、以下のようなものがあります。

オンラインでの健康相談やストレッチ指導は、時間や場所に縛られずに収入を得られる方法です。ビデオ通話アプリを使って、姿勢改善のアドバイスやセルフケアの指導を行うことで、月に数万円の副収入を得ることが可能です。

また、健康に関するブログやYouTubeチャンネルを運営し、広告収入を得る方法もあります。整体師としての専門知識を活かしたコンテンツは需要が高く、うまく運営すれば月10万円以上の収入を得ることも夢ではありません。

さらに、週末だけ出張整体を行ったり、イベント会場で施術を提供したりする方法もあります。1回あたり5,000円から1万円程度の報酬を得られるため、月に数回実施するだけでも大きな副収入となります。

好条件の職場に転職する

現在の職場で年収アップが見込めない場合は、より好条件の職場への転職を検討するのも一つの方法です。整体業界は慢性的な人手不足であるため、経験豊富な整体師は引く手あまたの状態です。

転職先を選ぶ際は、基本給だけでなく、歩合給の割合や各種手当、福利厚生の内容も総合的に判断することが重要です。例えば、基本給が高くても歩合給の割合が低ければ、実力次第での収入アップが難しくなります。

また、研修制度が充実している職場を選ぶことも、長期的な年収アップにつながります。技術講習会や勉強会が定期的に開催される環境では、スキルアップの機会が豊富にあり、結果として収入増加につながるでしょう。

男性整体師の場合、女性顧客が多い美容系の整体院や、スポーツ選手が多く通う整体院など、自分の強みを活かせる職場を選ぶことで、より高い年収を実現できる可能性があります。

独立開業で年収1,000万円を目指す

整体師として最も高い年収を目指すなら、独立開業が最も有効な手段です。成功すれば年収1,000万円以上も十分に狙える範囲となります。ここでは、独立開業で高収入を実現するためのポイントについて解説します。

開業資金を抑えて始める

独立開業の最大のリスクは、初期投資の負担です。しかし、整体院の場合、工夫次第で開業資金を大幅に抑えることが可能です。

自宅の一室を使った開業なら、家賃がかからないため、ベッド1台と最小限の備品だけで始められます。初期投資を50万円以下に抑えることも十分可能です。マンションの一室を借りる場合でも、住宅用物件を事業用として使うことで、家賃を抑えることができます。

また、内装にこだわりすぎないことも重要です。清潔感があり、リラックスできる空間であれば、豪華な内装は必ずしも必要ありません。開業初期は最小限の投資に抑え、売上が安定してから徐々に設備投資を増やしていく方が、経営リスクを減らせます。

高単価メニューを設定する

独立開業した整体院で高収入を得るためには、適切な価格設定が不可欠です。特に、専門性の高い施術については、高単価で提供することで、より効率的に収入を増やすことができます。

一般的な整体院の施術料金は、60分で5,000円から8,000円程度ですが、専門性の高い施術であれば、60分で1万円以上の料金設定も可能です。例えば、スポーツ選手向けのコンディショニングや、産後の骨盤矯正など、特定のニーズに特化した施術は高単価でも需要があります。

男性整体師の場合、力を必要とする深部筋膜リリースや、骨格調整といった施術を得意分野とすることで、差別化と高単価化を同時に実現できます。

集客に力を入れる

独立開業した整体院の成否を分けるのは、集客力です。いくら技術が高くても、顧客が来なければ収入は得られません。

Web集客は現代の整体院経営において必須の戦略です。ホームページの作成はもちろん、Google マイビジネスへの登録、SNSでの情報発信など、オンライン上での露出を増やすことが重要です。特に、口コミやレビューは新規顧客の来院につながる重要な要素であるため、既存顧客に口コミの投稿を依頼することも効果的です。

また、紹介特典制度を設けることで、既存顧客からの紹介を促進できます。紹介した顧客と紹介された顧客の両方に割引や特典を提供することで、自然と顧客が増えていく仕組みを作ることができます。

リピート率を高める工夫

独立開業した整体院で安定した高収入を得るためには、リピート率の向上が欠かせません。新規顧客の獲得には広告費がかかりますが、リピーターの維持にはそれほどコストがかかりません。

リピート率を高めるためには、施術の質を高めることはもちろん、顧客との信頼関係を築くことが重要です。施術前のカウンセリングで顧客の悩みをしっかり聞き、一人ひとりに合わせた施術プランを提案することで、「この整体師なら任せられる」という信頼感を醸成できます。

また、次回予約の仕組みを整えることも効果的です。施術後に次回の来院目安を伝え、その場で予約を取ってもらうことで、リピート率が大きく向上します。さらに、LINE公式アカウントなどを活用した定期的な情報発信も、顧客との接点を保つ上で有効な手段となります。

まとめ:男性整体師として年収を上げるために

男性整体師の平均年収は約390万円から400万円程度ですが、働き方や努力次第で大きく収入を増やすことが可能です。雇用形態によって収入は大きく異なり、正社員として安定した収入を得る道もあれば、独立開業で年収1,000万円以上を目指す道もあります。

年収を上げるためには、専門性を高めて他の整体師との差別化を図ること、顧客からの指名を獲得してリピーターを増やすこと、管理職を目指してキャリアアップすることなど、さまざまな方法があります。また、副業を行ったり、より好条件の職場に転職したりすることも有効な手段です。

男性整体師ならではの強みを活かしながら、技術力とコミュニケーション能力を磨き、戦略的にキャリアを築いていくことで、理想の年収を実現できるでしょう。整体師という職業は、人の健康に貢献できるやりがいのある仕事です。収入面でも満足できるキャリアを目指して、着実にステップアップしていきましょう。