整骨院で働くことを考えるとき、休日はどれくらい取れるのだろうという不安を抱く方は少なくありません。整骨院は休みが少ないというイメージが、どこかにあるからでしょう。長く働き続けるうえで、休日は給与と並んで大切な条件です。ここが曖昧なまま就職を決めてしまうと、後になって思っていた働き方と違ったと感じることになりかねません。
採用する側から一つお伝えすると、整骨院の休日は、院によって大きく異なります。少ない院もあれば、しっかり休める院もあり、ひとくくりにはできません。そして、休日を見るときに大切なのは、単純な日数だけではなく、その取り方まで含めて見ることです。この記事では、整骨院で働くときの休日の実態を押さえたうえで、年間休日の数字の読み方、休日と成長のバランス、そして働き方を選べる仕組みまでを、採用する側の視点で解説します。
整骨院は休みが少ないと言われることがあります。その背景には、地域に密着した営業形態があります。多くの患者さんが仕事帰りや休日に来院するため、平日の夜遅くまで、あるいは土曜も診療する院が多く、その結果、スタッフの休みも不規則になりやすい面があるのは事実です。
ただし、これはあくまで傾向であって、すべての整骨院に当てはまるわけではありません。近年は働き方への意識が高まり、休日をしっかり確保する院や、休みの取り方に柔軟さを持たせる院も増えています。休みが少ないというイメージだけで整骨院への就職をためらうのは、もったいないことです。大切なのは、一つひとつの院の休日が実際どうなっているのかを、正しく見極めることです。
休日を確かめるとき、多くの人は週休2日といった言葉や、年間休日の数字に目を向けます。もちろんそれも大切ですが、同じ数字でも中身は違います。ここを見落とすと、入職後に想定とのずれが生まれます。
たとえば、同じ週休2日でも、完全週休2日制なのか、そうでないのかで意味が変わります。完全週休2日制は毎週必ず2日休めますが、単なる週休2日制は、月によっては週1日しか休めない週があることを意味します。年間休日も、105日と120日とでは、年間で15日もの差が生まれます。さらに、休日が固定なのか、シフトで決まるのかによって、予定の立てやすさも変わってきます。数字の裏にあるこうした違いまで読み解くことが、休日を正しく見極める第一歩になります。
もう一つ、正直にお伝えしておきたいことがあります。休日の多さと、技術を学ぶ時間は、しばしば両立しにくい関係にあるという点です。休日が多く働きやすい院は、そのぶん勤務時間内に技術を学べる時間が限られる場合があります。逆に、みっちり技術を学べる院では、その学びの時間が勤務後や休日に置かれていることもあります。
どちらが良いという話ではありません。大切なのは、自分が今、休みの多さと技術の伸び、どちらを優先したいのかを、あらかじめ考えておくことです。若いうちは多少休みが少なくても技術を磨きたいという人もいれば、長く続けるために休日をしっかり確保したいという人もいます。どちらの考えも正しく、そのバランスは人によって、また時期によって変わります。だからこそ、休日の条件を見るときは、その院で自分がどう成長できるかとあわせて考えることが大切です。教育体制と休日は、切り離せない関係にあります。
近年は、この休日と成長のバランスを、働く人自身が選べるようにする仕組みも生まれています。その一つが、年間休日選択制です。これは、年間の休日数を自分の希望に合わせて選べる制度で、しっかり休みを取りたい人も、休みより収入や成長の機会を優先したい人も、自分に合った働き方を選べるようにするものです。
こうした仕組みがあると、休日という一つの条件をめぐって、無理に自分を院の型に合わせる必要がなくなります。人生の時期によって、休みを優先したい時期もあれば、集中して技術を伸ばしたい時期もあります。働き方を選べる環境は、そうしたライフステージの変化にも対応しやすく、長く働き続けるうえで大きな安心につながります。求人を探すときは、休日の日数だけでなく、こうした働き方を選べる仕組みがあるかどうかにも目を向けてみてください。
ここまでを踏まえて、求人票で休日をどう読み解けばよいかを整理します。表の左が確かめる項目、中央が見るポイント、右がなぜ大事かです。
| 確かめる項目 | 見るポイント | なぜ大事か |
|---|---|---|
| 年間休日数 | 実際の日数(105日か120日かなど) | 1年間で取れる休みの総量が分かる |
| 週休の形 | 完全週休2日か、週休2日か、固定かシフトか | 予定の立てやすさが変わる |
| 休日出勤の有無 | 勉強会や行事が休日にあるか | 実質の休みが減らないかを確かめる |
| 有給の取りやすさ | 取得の実績や雰囲気があるか | 制度だけでなく運用を確かめる |
| 働き方の選択肢 | 年間休日選択制などの仕組みがあるか | 自分に合った働き方を選べるか |
とりわけ確かめたいのが、休日出勤の有無と、有給の取りやすさです。年間休日が多く見えても、勉強会や行事が休日に組まれていれば、実際に休める日は減ります。また、有給休暇は制度としてあっても、実際に取れる雰囲気があるかどうかは別の問題です。これらは求人票の数字だけでは分からないため、面接や職場見学の場で、先輩が実際にどのくらい休めているのかを尋ねてみてください。数字と実態のずれを確かめることが、休日で後悔しないための鍵になります。
休日は、長く働き続けるための大切な条件です。けれど、休日の実態や、休みと成長のバランスをどう取ればよいかは、求人票を眺めているだけでは見えてきません。自分に合った働き方を見つけたいなら、実際に施術者を雇い、育てている側に直接聞くのが近道です。
私たちmayplus-recruitは、東京・埼玉・千葉で自費の施術所を展開するCUREPROの採用窓口です。当社は、働き方を選べる年間休日選択制を取り入れ、しっかり休みたい人も、技術と収入を優先したい人も、自分に合った働き方を選べる環境づくりに力を入れています。当社の平均給与は42.7万円ですが、これは自費で技術に対価をいただく仕組みのため、実力が伸びるほど収入も伸びる、天井の高い環境だということです。休日をどう確保しながら成長していくか、自分にはどんな働き方が向いているのか。育てる立場から、正直にお話しします。休日や働き方で迷ったら、応募の前でも構いませんので、一度ご相談ください。
監修
阿部 純治(柔道整復師)
株式会社May-Plus 代表取締役。柔道整復師として臨床に携わったのち、東京・埼玉・千葉で自費の構造改善専門院CUREPROを展開。働き方の選択肢を含め、施術者が長く働ける環境づくりに取り組む。